今を生きる! 2024  令和6年1月2日より   戻る

今年も歳を取る。歳は老いても、気持ちまで老いぬように
健康寿命に気を付けて、この1年を生き抜こう。
21回生の楽しい話題を糧に、心身共に良い年にしよう。


 
 
第9便   歩こう会 2024 3月
第8便  なぜ「福岡市」は都市としての勢いが残っているのか。
第7便  歩こう会 2024年 2月
第6便  織江耕太郎 新刊 燃えるラグーン
第5便   歩こう会 2024 1月
第4便   2024年 牡蠣小屋
第3便  <遮音社会>脱陰謀論 文化人類学者が重視する、「分からない」に耐える力
第2便  私の初夢:新年の高本君の投稿
第1便  2023 12月の歩こう会





第9便
歩こう会 2024年 3月

寒さ、暖かさの変化が目まぐるしい中、春らしき暖かさが続き、ぼんやりして 
編者が失念してしまって、掲載が遅くなってしまった。
申し訳ない。あ~あ歳は取りたくないな!
歩こう会 3月分を遅ればせながら急いで掲載します。



9回(8名)

樋口、清永、福島、田所、本吉、小西、稲永、鳩宿


10回(8名)

高木、樋口、福島、本吉、小西、稲永、寄川、鳩宿


11回(9名)

樋口、清永、福島、田所、本吉、小西、稲永、寄川、鳩宿


12回(9名)

中村、行實、樋口、清永、福島、本吉、小西、稲永、鳩宿


13回(10名)

大取、樋口、清永、福島、田所、本吉、小西、稲永、寄川、鳩宿

この3月の歩こう会は、メンバーの数も以前より多くなり、写った風景や笑顔から、故郷の春の足音が
窺える。美味しい料理、酒、そして仲間、本当に楽しそうな顔が揃っている。
なんか、顔つきが若返ったごとある。
赤盃の乾杯に始まり、日本酒満喫、西公園アップダウンの後のカレーとナンとラム酒、そして
一輪の桜を見ながらビール、最後に、「初桜、折しも今日は よき日なり」と、のたまう。
何と人生を謳歌している事よ。歳を忘れてしまうな。ほんなこと、よかね~~~!

4月は春の暖かさの中の、美酒を楽しんでくれ!




第8便
なぜ「福岡市」は都市として勢いが残っているのか

3月19日のYahooに載っていた記事です。
面白かったので、紹介します。

人口減少日本で何が起こるのか――。意外なことに、多くの人がこの問題について、本当の意味で理解していない。
そして、どう変わればいいのか、明確な答えを持っていない。

若者が集う活気あふれる福岡市は、市街地に人口が密集せざるを得なかった土地の事情が作り上げた。
近隣の都市からどこまで人を吸い上げるか?

女性人気の高い「レディース・シティ」
九州の中心地であり、アジアのゲートウエイとして早くから海外展開を見据えて発展してきた福岡市は、
1582695(201941日現在)の人口を誇る。
同市がまとめた推計人口では、神戸市を抜いて政令指定都市ランキングで5(2018121日現在)になったが、
人口減少に悩む自治体が増えてきた現状にあって、いまだ力強い発展を感じさせる街である。

総務省の「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」(201811日現在)によれば、この1年間で福岡市の
人口は
14116人増と、全国の市区町村の中で一番増えた。その内訳は自然増が神奈川県川崎市に次ぐ全国2位の2507人、
社会増も大阪市に次ぐ
2位の11609人であった。


福岡市内を歩くと若い女性の姿が目に付く。その証拠に、福岡市の資料「子どもに関するデータ集」には20代、30代とも
全国平均では男性人口が女性人口を上回っているが、福岡市では逆に女性人口が大きく上回るとある。例えば、
2529歳は
男性
46.4%、女性53.6%だ。福岡市は東京と並ぶ女性人気の高い街、「レディース・シティ」なのだ。 

そもそも若者自体が多く、2015年の国勢調査の比較では、福岡市の若者率(1529歳人口÷総人口×100)17.4%で、
政令指定都市の中でトップをマークしている。若者が多ければ、当然ながら生まれてくる子供も多くなる。

子供が生まれることによって世代交代は進み、一方で他の市区町村から多くの人々が集まってくるのだから、
都市の発展としては健全なスタイルを実現し続けているといえよう。
 

全国の多くの自治体で人口に翳りが見られる中、なぜ福岡市には都市としての勢いが残っているのであろうか? 

「暮らしやすい」「子育てしやすい」という評価の高さもある。大学がたくさん存在し、学生が多いことも理由のひとつ
であろう。「子どもに関するデータ集」によれば、学生数は
11726(201651日現在)で、政令指定都市の中では京都市、
名古屋市に次いで
3番目。1000人あたりの学生数にすると71.50人で京都市に次ぐ2位だ。 

しかしながら、最も大きな要素は、人口規模の割に市街地に人口が密集している点にある。狭い区画の中に行政機関から
商業施設までがまとまっているため、実際の人口以上に人の多さを感じやすい。要するに、「賑わい」を創出しやすいのである。

 福岡市のコンパクトさの象徴といえば、空港の立地であろう。各都市が航空機のジェット化に合わせて郊外に空港を移転させた
のに対し、福岡空港は市街地の中に残った。福岡空港を利用したことのある人ならば分かると思うが、離発着の際に眼下に広がる
街並みはさながらジオラマのようであり、遊覧飛行をしているような気分にさえなる。

しかも空港とJR博多駅は地下鉄でわずか5分、さらには最大の繁華街である天神とも約11分で結ばれている。
「通勤に30分もかかるようでは遠い」といわれるほど職場と自宅が近く、マイカーはもちろん公共交通機関や徒歩での移動も
しやすいため、これらが働きやすさにつながっている面もある。これからの人口減少時代に求められてくるコンパクトシティを、
大都市でありながら一足早く実現しているのである。

現在の福岡市の人口増加を支える「密集」は、実は副産物として誕生したものだ。それも“かつての弱み”が転じた結果である
というのだから皮肉である。

いまから40年ほど前、高度経済成長期を経験して豊かになり、「一億総中流」と自信を深めていた日本人が衝撃を受けた出来事
があった。
1979年に欧州共同体(EC)がまとめた内部資料『対日経済戦略報告書』に、「日本人は、西欧人ならばウサギ小屋としか
思えないようなところに住む仕事中毒者」などと書かれていたのである。

「ウサギ小屋」という言葉は、日本人を“中流気取り”から目覚めさせるのに十分であった。サラリーマンたちは“脱ウサギ小屋”
とばかりに、金額的に手の届く郊外へと住宅地を求めた。結果として、日本の各都市は人口増加のペースを無視した乱開発に
のめり込み、街の規模が急速に膨張し始めたのである。


しかし、都市の拡大が続いていった時代にあっても、福岡市は郊外開発に乗り出さなかった。というよりも、乗り出せなかった
といったほうが正しい。というのも、福岡市は全国の大都市の中では異例なのだが、大きな河川がなく、水不足に悩まされて
いたのだ。安定供給のために住宅地開発をむしろ制限せざるを得なかったのである。



水不足は製造業の進出も阻んだ。企業は福岡市ではなく、隣の北九州市へと流れ、北九州市が
100万都市に急拡大する様をただ
眺めているしかなかった。
ところが、大規模工場がないことが幸いした。他の政令指定都市が公害対策に頭を悩ませている中、
予算を商業の発展や国際化に向けることができたのだ。時代は変わり、環境保全や少子高齢化対策が大都市の中心課題となった
現在、福岡市は大きなインセンティブを手にしているのである。
 

この間、製造業の多くは安い人件費を求めて海外に工場を移転したが、そうした動きと歩調を合わせて人口が減少したのが北九州市だ。
何が将来の明暗を分けるか分からない。

編者:我々が高校時代だった50年以上も前は、水不足も有ったし、工場と言う点においては
八幡製鉄があった北九州の生まれの私にとっては、福岡は工場の無い、「都会」だった。
それに記事にあるように、通勤・通学に30分以上かける、なんて言うと「なんば しとっと?」と言われそうで、
今でも1時間以上かける場合は少ないと思える。大きくは取り上げられてないが、古来 福岡(博多)は
国際交流都市であって、その余韻は今でも色濃く残っていると思う。
記事を教えてくれた21回生も、納得させられた、と感想を寄こした。

皆さんは、どう思うか?


第7便
歩こう会 2024年 2月

編者の都合で、掲載が遅くなってしまった。申し訳ない。
歩こう会2月の報告です。いつもどうり。敬称略で紹介します。


【第5回】8名  清永、樋口、高本、田所、本吉、小西、稲永、寄川
魚市場で、刺身と酒か? 羨ましか~~~~~!




【第6回】7  清永、樋口、高本、本吉、小西、稲永、寄川

なに!42.8度の酒を 飲み干した! まあ顔ぶれ見れば、みんな酒飲みだな、不思議はないな、、、、


【第7回】10  清永、樋口、福島夫妻、田所、本吉、小西、稲永、寄川、鳩宿

おお!ムール貝にエスカルゴ!1時間歩いた後の、美味しいワインでそれら珍味を食べると、
さぞ笑顔満開になるだろうな。


【第8回】9   清永、樋口、行實、福島、本吉、小西、稲永、寄川、鳩宿

筑紫路探索の後、駅前食堂で1杯とは、何となく情緒があっていいな。
それにしても 8-10名と、帰福組の参加もあるが、ここんとこ、参加者が多くなってきたな。
良い事だ! 今年も52回を目指して、色々巡り、色々飲み、食べ、人生を楽しんでくれよ。




第6便
織江耕太郎 新刊 燃えるラグーン

織江耕太郎こと、田中昭雄君の新刊が発売されます。
曰く、「高山君から題材とアドバイスをもらい、高本君からもアドバイスがあって、
3人の合作のような本となりました」との事です。
編者も待ち望んでいた新作だし、我らが21回生の小説家に、同級生が題材提供、アドバイス
なんて、素晴らしい!


    

これまでの著作も含め、数々の迫力ある作品で,今回も読みごたえがありそうだ。
これからも、もっと多くの作品を世に送り出してくれ!
新刊おめでとう!
 3月30日の発売開始です。



第5便
歩こう会 2024 1月

今年も歩こう会が例年通り開催された。
今年も、年会52回を目指していると思える。大したもんだ!!
それと、一部の人から、時々一部の人の顔が小さくて分かりにくい、との指摘を受けたので、
参加者全員写真を、別途少し大きく掲載して見た。これで仲間の元気な顔も見えるだろう。
取り立ててのコメントは無かったが、参加者氏名とともに掲載します。

第1回目 1月5日

        


   

 樋口、清永、本吉、小西、稲永、寄川、鳩宿 7名

正月からカレー!おせち料理に飽きたのかな? 何はともあれ、8.5kmを120分
元気で新年スタート、結構じゃないか。

   
第2回目 1月12日

 


  

      
 

樋口、清永、高木、田所、小西、鳩宿 6名

やっと本格的な正月の乾杯かな?いぶりがっこチーズ、旨そうだな。


第3回目 1月19日

  

 

樋口、清永、高本、田所、本吉、小西、鳩宿 7名

21回生の「別荘」になっとるな。 よかよか、、、



第4回目 1月26日
  
 

 

 

樋口、服部、中村、行實、高本、田所、本吉、小西、稲永、鳩宿 10名

大宰府天満宮も、何年も訪れてないな、大学受験の時が最後かな。

この調子だと、今年もなんとか52回を達成しそうだな。

鳩宿君からは、

少しだけ無理をして、頑張って、今年も心身の健康が現状維持でありたいです。
とのコメントが寄せられた。
今年も無理なく、もっともっといろいろな所に行って、故郷の今を伝えてくれ!!!


第4便
2024年 牡蠣小屋
飯田眞理さんが、ご主人の是非牡蠣小屋に行ってみたいというご希望で、帰郷し、
田所さんを始め故郷の仲間がご夫妻を牡蠣小屋で歓待した。


       

辰年の新年早速、糸島岐志漁港の牡蠣小屋大栄丸に行ってきました。天気も気持ちが
よい快晴です。
帰福中の飯田夫妻、松浦、本吉、稲永、森實、関家4人、田所、行實の12名参加です。
このうち、なんと5人が1年のとき4組の長沢先生のクラスでした。
新鮮な、牡蠣焼、サザエのつぼ焼きなどお腹がくちくなるほど食べ、アルコールも持ち
込みで、シャンパン、ワイン、ビールと痛飲しました。
関家の次男さんが、新妻さんと一緒に参加され、関家の益々の発展を祈念した新年の
楽しい催しとなりました。
行實

          

前列左から関、本吉、関次男の新妻あやかさん、後列左から 関奥さま、次男ひろたか君、
田所、行實、森實、松浦(広島から)、稲永、飯田眞里、飯田ご主人、です

なんと、この後二次会、三次会あり、最後は大取酒店に
牡蠣小屋に来てない小西さんと二次会から合流


 
                最後の写真は二次会の水炊き会場
いや~~こうやって故郷に帰った仲間を、このように歓待してくれるとは
(実は自分たちも集まって食って飲みたかったのかも:笑)。
故郷は良いもんだ!来年は私も絶対牡蠣小屋に参加するぞ。



第3便
<遮音社会>脱・陰謀論 文化人類学者が重視する、「分からない」に耐える力

Yahooで見つけた、面白い記事を紹介します。現代社会で、うむ!と考えさせられる。
時間があったらゆっくり読んで下さい。

膨大な情報が波のように押し寄せ、真実が見えづらい世になった。ネット交流
サービス(SNS)を介し、陰謀論やデマにはまり込む人は後を絶たない。長年に
わたりスローライフ運動を展開してきた文化人類学者の辻信一さん(71)は、
今こそ「分からない」に時間をかけてつき合う力が必要だと説く。
――「ムダ」が忌避される傾向が強まっている、と著書で指摘しています。

◆「タイパ」(タイムパフォーマンス)という新語が象徴的です。ムダの反対は
「役に立つ」。役に立つことはいいことで、役に立たない、つまりムダは悪いこと。
一見すると疑う余地はありません。でも役に立つということが、ある種の強迫観念
になりつつあるのではないか、という問題提起です。
――スマートフォンの普及やAI(人工知能)の台頭などで以前より便利にはなりました。  

◆人間はますます、高度なテクノロジーと競争しなければならなくなっています。
まるで自分が機械の部品のように、取り換え可能な存在だということに目を向け
ざるを得なくなる。これが今の社会が到達している場所だと思います。  
――検索窓に疑問を打ち込めば、「答え」や解決策は瞬時に見つかります。  
◆今ほど「ネガティブケイパビリティー」が重要な時はありません。この言葉を日本に
紹介した精神科医で作家の帚木蓬生(ははきぎ・ほうせい)さんはこれを「答えの出ない
事態に耐える能力」と定義しました。  
――ご自身の言葉で訳すとしたら、どうですか。

◆「異質なものや役に立たないこととつき合う能力」でしょうか。そして「待つ」「聴く」
などの「受け身の力」。
でも最近はこうした力の欠如で、よく分からないことに耐えきれず、分かりやすい答えに
飛びついて、分かったことにしてしまう風潮が強まっています。  
――陰謀論やデマ、科学的根拠に乏しいスピリチュアル系の情報がインターネットで
拡散されています。  

◆未知のウイルスが世界中に広がり、ワクチンは打っても大丈夫なのか……。分からない
ことだらけだと不安が広がります。
そんな中で分かりやすい物語を介して同じ思考を持った人が集結し、同質性によって結びつく。
陰謀論も同質性の吸引力がつくる疑似コミュニティーの一種だと思います。  
――異論に耳を傾けることができないと、極論に走るリスクがあります。  

◆陰謀論はまさに「分かりやすさ」ですよね。どんな事象でも「分からなさ」に縁取られて
いるはずなのに、ネガティブケイパビリティーが欠如していれば「これが真実です」という説
に飛びついてしまう。  
――似たような思考を持つ人が集って共鳴する「エコーチェンバー」や自分好みの情報に
囲まれる「フィルターバブル」というSNSのリスクがあります。  

◆僕たちは違うものと一緒にいることが、あまりにも下手になってしまっています。ただ、
「陰謀論か科学か」といった二者択一に陥るのも危険です。科学者はもちろん、注意深く
答えを出してはいるでしょう。でも、グレーゾーンやあいまいさを排除してしまう効率主義
や科学の絶対化といった危うさにも注意する必要があります。  
――「誰かを救いたい。目を覚まさせたい」という使命感で、陰謀論やスピリチュアル系の
極端な言説に走っている人もいます。  

◆本当に小さなステップでいいので、一見苦痛を和らげてくれるかのような「分かりやすい
場所」から、外に一歩でも踏み出してほしいと思います。出たり入ったりでもいいじゃない
ですか。外があることに気づくことが大事なんです。  
――長年、動物のナマケモノを活動のアイコンにされていますね。効率とは対極にいるような存在です。  

◆ジャングルって弱肉強食のイメージでしょう。その中で、反対の遠くて弱くて無防備な方向、
つまり一見非効率な方向に進化してきたのがナマケモノなんです。命の危険を冒してわざわざ木から
下りて根元に排せつするのも、自分の命を支えている木に栄養を与えているわけです。
依存し合って共生している。  ナマケモノというアイコンが示しているのは、僕たちが見捨ててきた
物事にこそ実は希望があるんじゃないかってことなんです。

 ◇つじ・しんいち  1952年、東京生まれ。明治学院大名誉教授。環境・文化運動などを
  手がけるNGO「ナマケモノ倶楽部」代表。著書に「『しないこと』リストのすすめ」(ポプラ新書)
  、「ナマケモノ教授のムダのてつがく」(さくら舎)など。





第2便
私の初夢:高本君
高本君が新年に投稿してくれた。
編者は余計な感想を入れず、読者がそれぞれの思いを受け取ってくれればよいと思う。
修正なしで、全文を掲載します。

私の初夢

会社や社会組織の仕事から解放されて十有余年、今では有り余る自由な時間を謳歌する毎日である。

朝食が終わると後片付けをし、ゴミを出し風呂洗いがすむと、あとは私の時間となる。通常はベッドに横になり、
ラジオを聴きながらうとうとする。ベランダで洗濯物を干す妻が私を見つけ「アッ、また寝てるー」と叫ぶが、
寝ていると見えるのは世を忍ぶ仮の姿、本当は薄目をあけながら頭の中で世の中の事を様々思いめぐらせているのである。
地球温暖化、世界各地で起きる紛争から身の回りの事故や事件まで、ラジオから流れるニュースを反芻しながら、
「こんなこといいな、できたらいいな、こんな夢あんな夢たくさんあるけど・・・」とつぶやきながら、至福の時間は
過ぎてゆく。
2024年を迎えるにあたり、私の頭に浮かんだ妄想を、備忘録のつもりでメモにしてみた。 

大規模ハイブリッド洋上発電

地形的に安定した風が吹く場所は別として、強い風が吹くのは低気圧の影響下にある悪天時が多く、逆に好天時には
一般的に風は弱い。そこで、洋上風力発電を一歩進め、太陽光パネルを敷き詰めた大型プラットフォームを海上に浮かべ、
そこに風力・潮力を利用した発電装置を組み合わせることで、効率を高めることが期待できる。発生した電力はソーラー
プラント内で水素に変換し、需要地に直接配送することで、地域ごとの水素発電所や燃料電池用の水素ステーションに
供給する。

このような大規模プロジェクトは企業ごとに行っていては効率が悪い。国が音頭を取って、企業や大学などの研究機関で
ネットワークを作り、技術や知見を共有しながら進めるのがよさそうだ。

l   中規模水素発電による分散型地域発電所

20199月の台風15号では千葉市は大きな被害を受け、我が家でも真夏の3日間の停電で、クーラーも扇風機も使えない
炎熱地獄を経験した。大規模停電の原因は基幹送電網に損害を受けたためで、64万個もの住宅で停電する事態となった。

国内の電力供給を、現在の大規模送電網による集中供給から、各地域ごとに分散した中規模の水素発電システムに変更する
ことにより地域ごとに電力を供給する。

こうすることで台風などの災害による停電の影響を最小にでき、高価な送電網も簡素化できる。また、隣接する発電
システムを連携させることで、災害などで被害を受けた地域への補填や、地域による需要のばらつきも平準化する。

l   ソーラー充電スマホケース

大規模災害時に携帯電話の充電ができずに困ったという話や、山で道に迷い、連絡が取れなくなって命を落としたなどと
いうニュースをよく聞く。

コンセントはなくても、日中は太陽光を利用して充電できる可能性は高い。スマホケースの表面にソーラー発電シートを
張り、必要な時に太陽光などに当てることで、最小限必要な充電を行えば、災害時やアウトドアでの非常時に最低限度の
通信ができ、生存の可能性は大幅に高まるのではなかろうか

l   音声による害獣排除と住み分け

北海道には“熊を叱る”おじさんがいて、人里に現れた熊に向かって「ここはお前のくる所ではない。山に帰れ」と大声
でしかりつけて、熊を追い返すという。また、カラスの害に苦しむ自治体で、カラスが猛禽に襲われた時の鳴き声を住宅地
で流し、里山ではカラスが和んでいる声を流すことで、カラスを人里から遠ざけたというニュースを聞いた。

動物の鳴き声によって本来の生息地に誘導し、山では動物のえさとなる樹木を保護することで、昔のように動物と人間の
住み分けが可能になるのではないだろうか。

l   人工光合成

毎年秋になると落ち葉の掃除に悩まされるが、落ち葉をじっと眺めるたびに、植物はこのような何の変哲もない木の葉で
水と炭酸ガスと日光を原料に、酸素と炭水化物を生成していることに驚く。植物が行っている炭酸同化を人工的に実現
できれば、炭酸ガスを吸収しつつ酸素を発生し、炭水化物も副産物として生成でき、地球環境の浄化と食料供給が同時に
行える夢のようなシステムが実現できそうである。

l   宗教の多様性に対して寛容な日本の文化

世界各地で起きている紛争の多くは宗教が絡んでいる。人は同じような考えを持つ者同士が群れ、他者を排除する性質がある。
まして宗教的な問題となると、他宗教の集団との命を懸けた争いになる事も少なくない。

日本でもそのような傾向がなかったとは言わないが、日本人の多くは葬儀をお寺に依頼し、「うちは○○宗だ」という話は
よく聞く。しかし家を建てるときは地鎮祭を行い、クリスマスには全国でキリストの誕生日を祝う。お寺の境内に神を祭る
祠が同居していることは普通のことだ。

日本では古来、仏教と神道は分け隔てなく扱われてきたという。このような宗教に対する寛容性は、現代のような
“紛争の時代”には貴重な文化だといえる。

日本がリーダーシップをとって世界の宗教界の代表者を集め、“宗教の多様性を認め合う”という一点に絞った議論が行える
といいのだが。

l   拒否権のない国連

国際的な問題は一般に国連の場で話し合われ、解決が図られる。しかし、国際紛争に対処する安全保障理事会では、常任理事国
に拒否権があるため、たった一か国の拒否権発動により重要な問題に対処できず、結果として非常に多くの人命や人権が脅威に
さらされ続けている。現状は常任理事国のエゴとも見える行動により、国連の機能が大きく制限されているように見える。
少なくとも常任理事国の拒否権をなくす方向の改革は必須だろう。また、常任と非常任の区分けも必要なのだろうか。

l   問題解決は徹底した議論で

国際的な問題を解決するために、200に近い国が国連に参集し、議論を行っている。議論による問題解決を目指すことは、
世界平和の究極の姿であろう。日本は平和を希求する国家として、国際的な問題解決の場を積極的に提供し、相互理解への
議論をけん引してほしいものである。このような努力が実を結び、日本が誠実な平和国家として世界に認められれば、
何よりも強力な安全保障となりそうな気がするけどなぁ。

そのためには、公平なものの見方の上に立った国際議論を担える人材の養成に力を入れなくては。

 かくして私の妄想は次から次へと現れては大きく膨らみ、実現の時を待ちながら、熱気球のように漂い続けるのである。

2024年が、もっと住みやすい世の中になるといいな。

妄想の熱気球がそのうち世界全体に漂う事を祈ります。
高本君、ありがとう。



第1便
2023年12月の歩こう会
皆さん、お気付きだろうか?昨年最後の歩こう会は、第52回。
1年52週だから、昨年、毎週欠かさず継続した事になる。
何という持続力と21回生の絆!頭が下がる。今年もやり遂げるだろうな。
楽しい報告を楽しみにしている。

第48回
田所、樋口、小西、寄川、鳩宿
相変わらずの美酒と佳肴の海鮮、大トロまである。何と言う贅沢!羨ましい、、、、


第49回
樋口、小西、寄川、鳩宿
海鮮に飽きて、カレー!さぞ美味かろう!


第50回
樋口、本吉、小西、寄川、鳩宿
今度はイタリアンか!福岡で世界を巡っているようだな。


第51回
森実、行實、本吉、小西、稲永、寄川、鳩宿
世界巡りを止めて、筑紫路の隠れ家で懐石料理?美味そうだ!


第52回
清水、森実、服部、行實、本吉、小西、稲永、寄川、鳩宿
最終回は9名が集まったのか!中華の後、〆でオオトリなんて、やはり21回生!

毎週欠かさず、1年ご苦労様でした。この食欲と持続力が、老いぬ為の活力になっているのかな?
今年も、参加者を増やして、新しい場所など歩いて、大いに楽しんでくれ。
楽しい話題を期待しているよ。ありがとう。